ストックフォトとは何か?いつ、誰が、どのように使うのか?ついでに2015年1月ストックフォトの売り上げ報告
カメラ:Df、 レンズ:SIGMA 15mm F2.8 DG FISHEYE、ISO:400、絞り優先、ブラケット:+2〜-2、ホワイトバランス:オート
「写真なんて売れるの?」「なんで売れるの?」「誰が買うの?」「買う価値あるの?」など、アンテナの違う人にははなかなか説明しづらいストックフォトという業態ですが、以下例を挙げて説明してみます。
ストックフォトとは
例えば、何かしらのイメージを作成しなければいけない案件があったとして。では、それを自社で制作しよう、となった場合。ざっくりとした流れは、1. 企画立案、2. イメージへの落とし込み、3. モデルさん・被写体・カメラマンの確保、4. スケジュール調整、5. 屋内ならスタジオの確保、屋外ならロケハン + 天気予報とにらめっこ、6. 撮影立ち会い、編集、納品。といった流れになると思うのですが、動く人員数・期間からして、軽く見積もっても数十万円の規模になっちゃいます。なので、それだけの時間とコストをかける余裕がない場合、それに近い出来合いのイメージを安価に購入した方が、形となって世に出るには、遥かに近道なワケです。
つまり、市場が欲しているイメージを先回りして、まだ頼まれてもいないイメージが商品として陳列されているところがストックフォトです(昔はライブラリーとも言ったのかな?)。もちろん、ブランドイメージを重視する企業はほとんど利用しません。Apple なんかは絶対に使わないでしょう。
で、そこにこまごまと出品しているのが私たちのような個人フォトグラファーだったりします。参考までに今まで使用してもらった例を以下に数点紹介します。
どうでしょうか。なんとなく仕組みがご理解いただけたでしょうか。
出品する側になって良かったと思う点
何せ世の中には無数のニーズがあり、また、自分にしか作り出せない写真がたくさん存在することに気付きます。すると、おおよそ五感から入ってくる情報すべてがヒントであり、材料であり、刺激になるんです。その副作用として、ヒマで何していいか分からない時間が無くなります。
しこしこ作り上げ、実売に繋がった時、なんかこう、ドバっと脳汁が出ます。売れないときはショボーンですが。本当に素敵な時代に生まれたなぁと思います。
2015年1月のストックフォト収入合計は $577。内訳は gettyimages:$501、 fotolia:$52、iStockphoto:$1、PIXTA:$23、Dreamstime:0。
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