HDRiな生活

HDR(ハイダイナミックレンジ)写真の連載。ストックフォトでカメラ機材代の捻出を目論む。


筆者がHDR撮影用に使用していたカメラ(初代)

初代のHDRカメラ、オリンパスのCAMEDIA SP-550UZ。

CAMEDIA SP-550UZ

ほとんど下調べもせずに見た目とブラケット機能だけ見て購入してしまいましたが、それなりに満足しています。小さなボディにしてはホールド感がしっかりあり、外観がスタイリッシュでかなり愛せます。以下に普段のHDR撮影の際に感じるメリット、デメリットをつらつらと。

このカメラでのHDR撮影メリット

  • ブラケット撮影が最大5段階まで調節可能である(露出差±1/3〜±1)
  • RAWデータ記録が可能
  • デジタル一眼レフに比べ圧倒的に軽いので、持ち運びが便利
  • 三脚とリモートがあればとことんズームできる(28mm〜504mm)
  • アルカリ単三(x4)で500枚近く撮影できる。

HDR撮影におけるデメリット

  • デジタル一眼レフに比べ、ブラケット撮影の際のメモリーカードへのデータ転送速度が遅い(3枚撮影して、記録が終わるまでに5秒程かかる)
  • RAWデータの書き込み時間が異様に長い(これも5〜6秒かかる)
  • 液晶内でマニュアルフォーカスがおまけ程度にしか確認できない。

総評

たまに友人のデジタル一眼レフを借りて撮影させてもらっているのですが、機能的にはやはり遠く及びません。しかし、重さ1kgを越える一眼に比べ、持ち前の機動性(電池を入れても500gくらい)がそれを補ってあまりある感じです。三脚に固定したままガツガツ持ち歩いて、バシャバシャ撮るスタイルでストックが溜まりまくります。
ISOは400を越えるとHDR合成には不向きなノイズが入りだしますので、50or100固定で、三脚・リモートがほぼ必須です。
RAWデータから露出の違うjpgを現像してHDRIを作成できますが、画像処理の手間と仕上がりから、個人的にはブラケット撮影をおすすめします。人物や動くものに関してはRAWから現像すると吉。