アイデア作りのフローとそれに酷似するモノ
カメラ:D700、 レンズ:Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF、ISO:200、絞り優先、ブラケット:-2〜+2、ホワイトバランス:オート
ちろっと手仕事の題材が枯渇していた昨今、バババっと5冊ほど本を読みました。そのうちの一冊、「アイデアの作り方 by ジェームス・W・ヤング」のお話。彼はアイデア作成のプロセスをざっくり以下四段階に分けています。そして、これ以外のアイデアの作り方などありえない、と。
- 資料収集
- 資料の咀嚼
- 仕事を放り出し、意識下から取り除く
- アイデアの誕生・展開
で、 このフロー、どっかで身に覚えがあるなぁと思ったら、そう、プログラミングなんですよ。まだ、嗜む程度にしか使えないJavaだけど、今までの制作物の過程で、上記のような段階を踏むことがたくさんあった。
見知らぬクラスのリサーチ、メソッドの発掘、解決法の追求、挫折、睡眠、再開、解決、歓喜。「いやー、コレはちょっと苦労するだろ」ぐらいのロジックの壁に当たったとき、必ずこのような流れで問題が解決するのだ。ウソみたいなほんとの話。
分かってあげてねエグゼクティブ
流れが起これば、勢いで最後まで突っ走れるのだけど、逆に、流れを起こすモチベーションがないと、eclipse開く気すら起きない。tumblr三昧、twitter三昧、寝る、漫喫、的な。自分を喚起する仕掛けが大変なのです(少なくとも私の場合)。コレは、コード書いたことある人じゃないとわからない絶対領域で、ここを踏みにじられると、心が折れます。踏んだ人の株が、大きく下がります。会社で働く気を、起こさなくなります。働いてないけど。
特にワンオフなコードを毎回スクラッチで作成している人は、本当、セルフコントロールに優れ、好奇心旺盛な、勤勉家、な優秀な人材なのです。だから、エグゼクティブな方々、プログラマさんとのコミュニケーションは細心の注意をはらって接してくださいね。VC口説くみたいなのは通じませんよ。下品な付き合いをしてるとスルっと逃げますよ。取り返しつかないよ。フフフ。
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コメント: 4
tu-8
アイデアの作り方。。。
建築の設計をしてた頃に身に覚えありです。
ふて寝して頭リセットをよくしてました。
情報収集と咀嚼は日常でしたし。。。
改めて読んで納得ですね。
Toshiro
>shockatzさん
あれ、被弾しましたねw
うっすい本ですけど、納得しましたですよ。おすすめです。
Toshiro
>tu-8さん
何事もそうなんですよね。本の中で、3段階目の状態の引き合いにシャーロックホームズをあげてました。
以前三宅一生氏と深沢直人氏のコラボレーション談話を聞いたんですけど、三宅さんの話のズラし方がまさにそんな感じでした。
shockatz
ワンオフなコードを毎回スクラッチで作成している人って。。ギクッ
資料収集と咀嚼がアイデアの源だってのは、本当にそうですね。うまいこと言うなあ。