HDRiな生活

HDR(ハイダイナミックレンジ)写真の連載。ストックフォトでカメラ機材代の捻出を目論む。


HDRiな生活 - 2011年01月アーカイブ

Photomatix Pro 4、RAWからのHDR作成が改良されてる

Photomatix 4をちろりといじってて気がついたのです。1shot RAWからのpseudo HDR(フェイクHDRね)がとても改良されている。下にPhotomatix3と4のサンプルを貼りますが、なかなかよい。感覚的には±1の3shot jpgから作成したくらいのクオリティに見える。ふたつはまったく同じパラメータね。 Photomatix4のRAW > HDRのよいところ 1.ノイズが少ない ファイルぶっこむといきなりノイズ除去の選択が出るから、まずここでコチョコチョいじれる。3.xはこの段階では細かい操作ができなかった。 2.過剰な彩度が抑えられている RAWからのHDRはやっけに彩度ハデハデでコントロールが難しかったのがかなり抑えられている。次のPhotoshop処理の際にけっこう助かる。 RAWからうまくHDRを作成するコツ とはいえ、RAWを目視した段階で白飛びしてる部分は救済できないし、特に雲の部分などは再現できないので、露出を1段下げて撮るのがベターだと思います。黒潰れは頑張ればなんとかなる。 あ、もうすぐPhotomatix Pro 4の日本語版出るらしい(ボソ日本語版買いたい人は少し待った方がいいかも。

写真の整理をフリーソフト任せにすると破綻する理由

写真を整理するフリーソフトとかなんとか色々出回ってますが、もうね、いい加減気付いた方がいいと思います。「何から何まで自動化しちゃダメ」だと。☆カンタン!ダイエット☆、とかと同じ次元のお話。 何故フリーソフト任せがダメかというと 1.容量オーバーに耐えられない 昨今のデジカメは1000万画素オーバーは当たり前なので、JPEGでも2〜5MBやら、RAWだと10〜20MBくらいあります。そんな写真を蓄積してったらあっという間に2〜300GBいっちゃいます。で、外付けHDDなどに移動することを余儀なくされた時点で、どこに何があるか分からなくなりあぼん。まずその前にPCの動作が異常に重くなって不機嫌になりますが。。。 2.自らアクションしていない(フォルダ名をつけない)からいつの写真か思い出せない デジタル関連の事象はとにかく記憶に残りません。どんなに素敵な写真を撮って画面で確認しても、半年もすれば何月頃に撮ったかなんて忘れます。そこはせめて指を動かしましょう。整理の方法は何種類かあるので、『整理・ファイリング術』などを読んで探す。私は日付6桁+ワンフレーズで今のところ問題なし(後述 3.保存構造を理解していないからバックアップできない HDDの不調やPC買い替えの際、写真達がどこに保存されているか分からないから移動できない、どこにどれが収納されてるか覚えていない。移せたとしても、アプリからのパスが狂って見れなくなり、あぼん。 なので、はじめから外付けHDDを使用して管理することがとても大事です。 理想的な外付けHDD構成(多分) ローカルにはなるべくファイルを置かないこと。 HDD1:パーティション切って半分はTimemachine(WINDOWSなら適当に自動バックアップ)、半分は手動で取り込み時にバックアップ(Pictures/以下にローカルと同じ構成。必要ならDocuments/以下もぶっこむ)。常にMac直差し電源つけっぱなし。 HDD2:月に一回接続、手動で写真のみバックアップ。その時だけ繋げる。 写真の整理フォルダは日付6ケタ+ワンフレーズが最強 写真は手動でメディアから取り込む。アプリのインポート機能は使わない・いじらせない。フォルダ名は6桁+その写真の鍵となるワンフレーズ。これだけで後々の探索が飛躍的に楽になる。 例:2011年1月15日の写真群、田端・渋谷のスナップ→110115_田端渋谷 Pictures以下のディレクトリ構成は こんな感じ。 ┏09  ┣090105_●●●●  ┣090315_○○○○  ┣090525_●●●●  ┗090717_○○○○ ┣10  ┣100105_●●●●  ┣100315_○○○○  ┣100525_●●●●  ┗100717_○○○○ ┣11  ┣110105_●●●●  ┣110117_○○○○  ┣110210_●●●●  ┗110227_○○○○ たぶんこの時系列メソッドが最強だと思うんだけどなー。どうでしょう。 と、ハードディスクは3〜5年で壊れる消耗品ということを覚えておきましょう。靴も鞄も車もカメラも腋も。お手入れ・買い替えするからキレイに長持ちするんです。まじで一瞬で飛びますから・・・ ま、そんなに写真撮らねーし。という方は華麗におスルーを。

自分の写真がweb上で不正利用されていないかチェックするTinEye便利すぎ

写真を公開していると、不正利用されてやしないかと気をもむこともたまにありますよね。でも、画像内にウォーターマーク入れると写真が勿体ないし、しかしコピーされて使い回されるのは嫌だ、と。 そんな方は、同じ画像をweb上から検索しまくるwebサービス、TinEyeが便利です。 TinEye FirefoxユーザーはTinEyeアドオンをつかえば下図のように右クリック一発で検索できちゃうのでもっと便利。 多少の欠点 完全に一致した画像のみしかヒットしないので、少し加工されるとダメっぽいです。が、多少のトリミングや色彩の増減はヒットするみたいです。上の例ではユージン・スミスの水俣病に苦しむ人の写真ですが、これだけヒットしました。輪郭を抽出してるのかな。すごい。 個人的には、コピーされて偽物が出回るくらいなんの問題もないので、写真内にクレジット表記はしません。使うならどうぞ。オレが撮ったどー!とか言っていただいても全然構いません。どうぞよろしくお願いします。

写真の構図と目線の誘導はこれを見ると分かりやすい

ファインダーを覗いたときにジリジリと意識する構図。なかなか決まりが悪くてああでもないこうでもないと試行錯誤して挙動不審になることもしばしばですが、個人的に、構図には二通りの解釈があると思ってます。 ひとつは、写真という閉空間に被写体の明暗・形状・色彩のバランスをうまく取ってあげること・写真内のオブジェクト同士で「キモチいいカップリング」をつくってあげること。この解説はまたおいおい。 もうひとつは、写真内で目線を誘導して隅々まで目を通させるレイアウトを組むこと。いわゆる「魅せる絵づくり」をすること。今回はこれを見てみます。 言葉では分かりにくいので、ひとつサンプルを見てみましょう。拾いモノでアレですが、あまりにすばらしい視線誘導をしているので、例にあげてみます。何も考えなくていいので、しばらく下のサザエさんを見てください(10〜15秒)。 $(function(){ $("img[src='http://hdri.iwalk.jp/images/sazae.jpg']").mouseover(function(){ $(this).attr("src","http://hdri.iwalk.jp/images/sazae_over.jpg") }).mouseout(function(){ $(this).attr("src","http://hdri.iwalk.jp/images/sazae.jpg") }) }) 見ましたか?見終えたら、画像にマウスポインタを当ててみてください。私が思う視線誘導の番号がふってありますので、以下当該番号の解説です。 ①大きな白色体・大きな目をしたタマに目を奪われる。 ②,③余白の関係から視線は左へ。カツオの尻→タラオサザエにドロップキック。 ④,⑤キックの力の流れからイクラの顔、マスオをボコる。 ⑥マスオの右手から黄色いロボット*を経て波平の頭ラインから視線は右上へと。ワカメ、ルッキーニばりの横縞。 ⑦視線は残された下へ。フネのダイイングメッセージ。タラ。 ⑧メッセージのキャラを認識するため再びタラオへ。 ⑨一周した後に視線は残りの最左オブジェクトに。セル化したアナゴさん。 【01/17追加修正】環境によってロールオーバー画像が表示されていないので、その画像を貼っておきます。 私の勝手な解釈なので順番のミスもあると思います。が、少なくとも描いた方は人間の目の動きを考えて、視線が回るように人物などを配置していることは間違いないでしょう。なんという完璧な視線誘導。これ作ったの村上隆さんじゃないかと思ったんですがどうだろう。そんなヒマじゃないか。 優秀な美術作品は、視線が何周もキャンパス内を駆け巡ると言います。HDRは性質上、ディテールを出しやすいのでこういった概念を意識しつつ撮影するのもまた一興かなと、思ったり。どですかでん。 *知る人ぞ知る全自動卵割り機。小憎い演出。

パス立石4丁目

ちょっと前のこち亀に出てた立石4丁目の呑んべ横町。訪れる時間が早過ぎてあまり店開いてなかった。大体20時くらいにオープンする一帯らしいです。

SIGMAの24-70mmを2本、比較してみました

単焦点信者だけど、ストックフォト撮影用となると、ある程度柔軟なズームレンズの方が使い勝手がいいんですよね。2年目にしてようやく気付きました(遅。 んで探してるのは、 明るくて(ズームしても固定F値) できれば軽くて 安価なもの ある程度の広角からポートレートを撮れる(25〜80mm)くらい で、サクっと調べたところで出たのがSIGMAの24-70mm F2.8 IF EX DG HSMと、24-70mm F2.8 EX DG MACRO。24-60mmもあるらしいけど、店頭では見つけられず、物色中。Nikonは高すぎて手が出ず足が出る。 とりあえず上記2本を試してみたくて、池袋のビックカメラで撮ってきました。どちらの写りがいいか確認したかったので、今回はHDR化してみました。Photomatixに限らずブラケットをHDR化すると、フリンジや解像度、ノイズがモロに前面に出るからレンズ比較にはもってこい。てことで開放F2.8、ISO200、ホワイトバランス一定で24mmと70mmそれぞれでHDR作成しました。 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM 24-70mm F2.8 EX DG MACRO 撮り比べてみた雑感 まぁぶっちゃけそんな変わらんですw シビアな写りは分からないので。 周辺部の解像度はIF EX DG HSMに軍配があがるんじゃないでしょうか。ん、でも、開放で撮ったならある程度はボケて欲しいところだし、どうなんろ。MACROの色収差がけっこう酷い。コレの後処理大変そう。 しかしお値段倍くらい違うからなぁ。。。 役にたたねぇコメントしやがって、自分で見極めるわ!という方のために高解像度版ダウンロード。 ※IF(インナーフォーカス)とHSM性能は視野に入れず、解像度のみに焦点を絞って評価してます。蛍光灯下で撮ったので色合いも評価できません。 今日の写真は釧路の南新埠頭。凍死するかとおもた。

摩周丸@函館

正月は北海道をぶらぶらしてました。寒さ厳しく、日照時間も短いのでなかなかシャッターチャンスに恵まれませんでしたが、どこを向いても雪景色&人が少なかったので満足。 余談、函館移動後にテレビで函館山からの夜景の存在を知り、しまったぁああと後悔。下調べとても大事。

貯水塔が奇麗ですね@田端

twitterのTLで月がキレイと流れてたので屋上いったけど雲か建物かで見えず。せっかくカメラもって上がったので力技でぐりぐりと。空気が冷えると景色が凛として好き。でも全身ガチガチ。

LED in スゴモリ@国営昭和記念公園

ファインディングリハビリ中のヨリヨリ。

マイコミ出版の「写真で稼ごう【撮り方編】」1名に差し上げます

ストックフォトをやってみたい方にはかなり有用な一冊。「見せることと売る事の違い」「リリースについて」「売れる写真とそうでない写真の違い」などが詳しく掲載されています。実際5〜600万/年稼いでいる人のコメントなども載ってます。 コレね↓ 熟読したのでもう要りません。お年玉的なノリで送料も要りません。住所・名前を書いてxjrshimada[at]gmail.comまでメールください。 早い者勝ちだ〜 終了しました〜☆

ストックフォト、先月12月の売り上げとあけまして

おめでとうございます。先月12月のストックフォト収入合計は$631、内訳はshutterstock:$287、fotolia:$250、iStockphoto:$1、PIXTA:$90、Dreamstime:$3でした。年末年始にガクっと落ち込んだ割には以外と多い。 さて、今年はちょっとエンジンかけていきますよ(生活が苦しい

2011年02月 |  2010年12月