エスカレーター廃止運動と大麻解禁
カメラ:D700、 レンズ:SIGMA 20mm F1.8 EX DG、ISO:200、絞り優先、ブラケット:-2〜+2、ホワイトバランス:オート
2012年、アメリカワシントン州では趣向目的の大麻が解禁された。それを皮切りに、世界の先進国が徐々に解放への動きを見せはじめ、日本が続いたのは2017年のことだった。
多額の課税と免許制の上に実施されたものの、当初は大きな反発とデモが頻発し、治安は大きく乱れた。しかし混乱とは裏腹に、日経平均株価は堅調に推移を続け、経済はさほど打撃を受けなかった。ただ、外国人の持ち株率が飛躍的に上昇しており、水面下の動きに動揺を隠せない政府状態が続いている。
その翌年、60歳以上の東京都民は、病院に立ち入ることのできない条例、すこやかにっぽんプランが可決された。と同時に、エスカレーター、便座ウォーマー、電気ポットが軒並重税化され、利用者数は激減した。
2021年現在、少子化、税収減、エネルギー不足、の懸念は過去のものとなりつつあり、巷では新たな問題が浮上している。
誰もが、思っていた。望んでいた。そんな世界が到来したにも関わらず、世界はなおも複雑化し、混乱した表情を露骨に突きつけていた。空が青い。今日は久しぶりのデートだ。
目黒川沿いを、目的もなく、手をつないで散歩していると、ちょっとした広さの工事現場を右手に見つけた。
「ね、ここ、安楽死施設できるらしいね。」
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